2013年12月29日日曜日

facebookは何かと面倒くさい



なんかこう、作りが好(よ)くない。
公式?ページだと思っていたのがファンのページだったり。いわゆる

「スマートさ」

に大きく欠ける。



でも知らなかった人を知ることで、その人の作品というか創作物に出会って面白いことがあるというのは確か。だからといってfacebookがあるのとないのとでどっちがいいか?と言われれば、端直には無いほうがいい。無い方がいいが、それじゃベニオフCEOにハードボイルドまがいなにらみを利かした渋顔で、




「don't be binary.」

とか言われるのがおち。


でその、最近知った人のエントリーで、クリスマスの夜、飲み過ぎて倒れている人を心配して交番に行く話がとても面白く書かれていたのだが、自分にも似たような経験があったのでメモしておこう。



あるとき、多分10年ぐらい前、車で家に帰る途中、もう家は近い。住宅街の細い下り坂を丁寧に、見通しの悪い交差点は交通ルールに従って十分徐行しながら何本か通過したところ。

突然、倒れた自転車と人が視界に飛び込んで来た。

見た瞬間酔っぱらいだと思って通り過ぎようとしたのだが、かみさんが言うことを聞かない。「だってもし後から来た車に轢かれたらどうするの!?」ときた。仕方ないので車を路肩に止めると、かみさんが近寄って声をかける。

だがまてよ? この状況、どうみても俺がこのおっさんを轢いたってシチュエーションじゃないか!

いやいやいや、みなさん。違います。違うんですよー。僕たち(正確にはかみさん)はただ、あの人が心配で駆け寄っただけなのですからー。

結局案の定、酔っぱらってコケた勢いで寝転んでしまったおっさんだったのだが、声をかけられるとすぐに気づいて、どうもすいません、とニコニコ。まったく。

警察はもちろん呼ばなかったし、後から心配になってちゃんと帰ったか確かめたりはしなかった。我ながら冷たい奴。

2013年12月26日木曜日

動的な曲


     ♪ = f(x)


曲は、一般的に静的だ。ライブ演奏には即興が加わるが、もしそれを録音したら、それは静的になる。曲として動的かは微妙だ。

動的な曲とは、例えば関数で出来た曲、というのが考えられる。譜面には関数が書いてあり、演奏あるいは再生するたび、何かが違うのだ。それは、関数にはパラメータがあからであり、それを例えば天気や気温のような、常に動的な自然現象を入れる、などすることにより、動的な曲を実現することができるのではないだろうか。善し悪しは別として。

コードを関数と考えることも出来るだろう。曲にはパートがあり、どのパートでどの音を使うか、リズム(拍子とBPM)も合わせて最終的な音を選択し、積み重ね、あるいは混ぜ合わせることで、ユニークな曲が完成するのだから、ライブの即興演奏的な振る舞いを、コードという関数(あるいはもっと直接的に言えばプログラミング上のクラス)としてみることができるかもしれない。

しかしここでメモしたい動的な曲における関数とは、もっといろんな要素が含まれ、再生の度に(原則として)前とは違う曲になるのだ。言ってみれば、パート毎に擬人的で、その感性が関数のパラメータに依存にする。

とはいえ、曲としての一貫性あるいはアイデンティティを持っていなければ、それが特定の曲名を持つには値しなくなってしまうだろう。

関数型の楽曲。

つぎはこれにチャレンジしてみたい。


2013年12月23日月曜日

World War Z

 

しょうもない映画。

brad pitt といえば、ルイ。誰が何と言おうと、確かに彼はルイを映し出していた。こんなしょうもない映画にどうして出たのかは知らないが、戦闘機購入資金を捻出するためではないだろうか。


ここから完全なネタバレ。

まず、ゾンビ映画に共通して言えることだが、彼らの飲まず食わずのエネルギー源。あれは何なのか? zに至っては、とても人間業とは思えないほど、超高速で長距離を駆け巡る。しかもそこら中に散乱する障害という障害を屁とも思わないのだから大した病気だ。共食いもしない。そしてなんと、不治の病を持っている人間を瞬時に見抜くという謎の力を持っているのだ! をいをい。。

突拍子もない設定が悪いわけではない。あまりにもくだらないのが問題なのだ。偽装というアイディアは良い線を行っているのだが、展開力が全くないので、完全に持て余してしまっている。数万通の応募の中から、年の割に想像力に富んだ小学生のアイディアを選んだ感じ。

それに映画の中の世界の様子が全く描けていないから、カナダの難民キャンプがいいんだか悪いんだか分からないし(説明もない)、突然飛行機のトイレ?からゾンビが出てきたりするトンデモ設定。

そしてその飛行機が墜落すると、そこが何処かも絶対分からないはずなのに、腹にぶっとい剣のような金属が突き刺さったまま、延々歩いて、いとも簡単に目的地のWHO施設に辿り着くなんざ、ダイハードでも許されない不死身さと、何か俺今ウトウトしてたっけ?という突拍子もない展開。

をいをい嘘だろう?という心配をよそに、100はあろうかという病原菌サンプルを、一発で見事に打ち当ててしまうのも、まるで6歳の子供が書いたシナリオそのままといった感じ。




iTunes (HD) : 500円
評価:100円(1週間レンタル)