なんかこう、作りが好(よ)くない。
公式?ページだと思っていたのがファンのページだったり。いわゆる
「スマートさ」
に大きく欠ける。
でも知らなかった人を知ることで、その人の作品というか創作物に出会って面白いことがあるというのは確か。だからといってfacebookがあるのとないのとでどっちがいいか?と言われれば、端直には無いほうがいい。無い方がいいが、それじゃベニオフCEOにハードボイルドまがいなにらみを利かした渋顔で、
「don't be binary.」
とか言われるのがおち。
でその、最近知った人のエントリーで、クリスマスの夜、飲み過ぎて倒れている人を心配して交番に行く話がとても面白く書かれていたのだが、自分にも似たような経験があったのでメモしておこう。
あるとき、多分10年ぐらい前、車で家に帰る途中、もう家は近い。住宅街の細い下り坂を丁寧に、見通しの悪い交差点は交通ルールに従って十分徐行しながら何本か通過したところ。
突然、倒れた自転車と人が視界に飛び込んで来た。
見た瞬間酔っぱらいだと思って通り過ぎようとしたのだが、かみさんが言うことを聞かない。「だってもし後から来た車に轢かれたらどうするの!?」ときた。仕方ないので車を路肩に止めると、かみさんが近寄って声をかける。
だがまてよ? この状況、どうみても俺がこのおっさんを轢いたってシチュエーションじゃないか!
いやいやいや、みなさん。違います。違うんですよー。僕たち(正確にはかみさん)はただ、あの人が心配で駆け寄っただけなのですからー。
結局案の定、酔っぱらってコケた勢いで寝転んでしまったおっさんだったのだが、声をかけられるとすぐに気づいて、どうもすいません、とニコニコ。まったく。
警察はもちろん呼ばなかったし、後から心配になってちゃんと帰ったか確かめたりはしなかった。我ながら冷たい奴。